窓も玄関と同様、家の中へ気を取り込む出入り口となります。陽の気をたっぷり含んだ空気が家中に流れ、そこに住む人がすがすがしく、さわやかな気持ちにさせてくれる窓は重要かつ不可欠です。
だからといって、むやみに窓を設けていいのかといえばそうでもありません。
明るすぎる窓、直射日光が射し込みすぎる窓はよくありません。
また張り出しのある「出窓」についても、家相に影響を及ぼすため注意する方位があります。
目次
家相で窓は二十四山方位で考える
窓は外からの気を取り入れるのに大切な役割を果たします。しかし窓の設置場所によって吉凶が分かれます。
たとえば、窓を開け放したときに家の中が丸見えになる配置は凶となります。
また隣の家のトイレやゴミ置き場が丸見えになるのも凶相です。これについては後から隣家が建ち、そうなってしまえば防ぎようがありませんが、その場合は視界を遮る工夫をするようにします。
窓の方位ごとの吉凶図
北から、子(ね)・癸(みずのと)・丑(うし)・艮(うしとら)・寅(とら)・甲(きのえ)・卯(う)・乙(きのと)・辰(たつ)・巽(たつみ)・巳(み)・丙(ひのえ)・午(うま)・丁(ひのと)・未(ひつじ)・坤(ひつじさる)・申(さる)・庚(かのえ)・酉(とり)・辛(かのと)・戌(いぬ)・乾(いぬい)・亥(い)・壬(みずのえ)となり、これを二十四山方位といいます。
方位ごとの吉凶は以下の通りになります。
- 北…凶
- 北東…凶
- 東…吉
- 南東…大吉
- 南…大吉
- 南西…凶
- 西…凶
- 北西…半吉
明るさや風通しが大切だといって、窓は多く作ればいいというものでもありません。
北や北東の窓は凶相で、寒くなるためつくらないほうがよく、つくるなら小さなものにします。
特に、表鬼門にあたる北東は大凶相です。
日当たりのいい東、南東、南は大吉相となります。この方位の窓は履き出し窓などの大きな窓をつくっても問題なく、出窓にも向いています。
西日の射す南西、西方位は大凶相です。とくに南西は裏鬼門にあたるので窓や開口部はつくらないようにします。
西は壁のままにして西日を防ぐようにするといいでしょう。
また北西にトップライトを設けると吉相になります。
巳から未までの方位【大吉】
どこに大きく開けても吉相となります。
寅から辰までの方位【吉】
ほどよく開けるなら吉相。
申から戌までの方位【安全】
ほどよく開けるなら問題なし。
亥と子の方位【半吉】
なるべく避けたほうがいい方位。設置する場合はできるだけ小さな窓に。
坤、艮、丑の方位【凶】
なるべく設けないほうがいいでしょう。
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出窓の張り出しは吉相?
出窓は張り出しとして家相に影響を及ぼします。
出窓はデザイン性が高いものが多く、建物の外観もオシャレに見えますね。
しかし、出窓の大きさや配置する方位、出窓の数によっては、凶となることもあります。
まず、出窓は通常の窓に比べてガラスの面が多くなり、北側に設けると熱が奪われ室温が下がります。そのため暖房対策が必要となります。
また出窓は雨戸が取り付けられないため、死角にあたる部分に設置すると防犯面で心配です。
家相学上は、大きすぎる出窓は凶相となり注意が必要です。
東向きに出窓がある家の場合
凶相
- 表鬼門の角に出窓があると家族に絶えず病人が出ます
- 東の正中(卯)に出窓があると、世話ごとばかりが増え、身に残るものが少ないでしょう。
吉相
- 南東の角に出窓があると、主人に威厳が備わり健康になって家運は繁盛するでしょう。
西向きに出窓がある家の場合
凶相
- 裏鬼門の角に出窓があると家族に絶えず病人が出ます
- 西の正中(酉)に出窓があると、争いごとが多くなったり、遊びが過ぎてお金が流れていくでしょう。
吉相
- 北西の角に出窓があると万事が吉です。主人は社会的信用を得て運気が上昇します。屋根に天窓を設けて上からも光を採り入れることでより財運や事業運が高まります。
南向きに出窓がある家の場合
凶相
- 南の正中(牛)に出窓があると、家族の行動力が弱まり、知恵・才能も鈍くなるでしょう。
- 裏鬼門の角に出窓があると、女性が苦労する暗示があります。
吉相
- 南東の角に出窓があると、吉慶をもたらす来訪者が多く家運は上昇するでしょう。
北向きに出窓がある家の場合
凶相
- 北東の角に出窓があると、家族が家を好まず次第に離れていきます。また勝負事を好むようになり、家庭内で言い争いが多く、不和となるでしょう。
- 北の正中(子)に出窓があると、腰から下の病気に苦しむ暗示があります。ただし知識や才能を必要とする職業(学者・文芸家・文筆家など)には精神の安定を促進します。
吉相
- 北西の角に出窓があると、仕事に恵まれ財産を残すでしょう。北西は主人の定位となることから主人はその威厳を保つでしょう。
窓の凶相の場合の対策
改装が可能であれば、北の窓を南東に、北東の窓を北西へとずらすと吉相となります。
しかし、改装となると時間やお金もかかります。
その場合は窓を遮光カーテンで覆うか、ステンドグラスなどでリカバリーしてしまうのが手っ取り早く凶作用を軽減できます。
- 遮光カーテンやステンドグラスを利用する
- 雨戸を設ける
- 大きめの観葉植物を置く
遮光カーテンで明るさを調整
家相学上は、太陽の光を直接採り入れるよりも、できるだけ間接的に採り入れるのが理想とされています。
大きくて直射日光が入りやすい方位に設置した窓には遮光カーテンで強い光を遮断することで凶作用を軽減することができます。
ステンドグラスを取り入れる
ステンドグラスにする利点は、デザイン性もさることながら、外からの視界が遮られることです。
デザインによっては室内が見えにくいものもあり、中からは外がうっすらとボケて見えるものあります。
また通り抜ける光の量や強さが、デザインの角度によって変わるため、時間によって思いがけない表情を見せてくれ、住む人を楽しませてくれます。
窓の位置を変える改装は大がかりとなりますが、窓をステンドグラスに変えることで比較的簡単にリフォームでき、家の雰囲気もガラリと変わるので取り入れたいアイテムですね。
またシンプルなデザインが好みであればガラスブロックもいい感じになります。
雨戸を設ける
雨戸自体は家相に影響しないため窓の明るさや風通しを調節するためにとても便利です。
また1階であれば防犯上の面からも雨戸を取り付けていたほうが安心です。
大きめの観葉植物を置く
窓際に大き目の観葉植物を置くのも、気が溢れ吉相となります。壁面緑化を利用したグリーンカーテンも効果的です。
室内に入り込む光のバランスを整え、陰陽のバランスを保つことが大切です。
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