マンションに家相は関係ない？キッチン・浴室・トイレ・エレベーター・駐車場のチェックポイント

一戸建ての間取りには家相が大きく影響してきますが、マンションはどうなのでしょうか？

そもそも家相は中国から奈良時代に仏教とともに伝わった歴史の古いもので、当然その時代にはマンションなどはなく、近代建築のマンションには家相は関係がないのでは？と思いますよね。

たしかに伝統的な家相学では三階以上の建物については触れていません。これは三階以上の建物はすべて凶相としていたためです。

その理由は柱が大きく関係しており、２階建てまでなら一本柱も考えられますが、３階以上になると継ぎ足しして作った柱をつかうことになり、これが凶相というわけです。

ところが鉄筋コンクリート造のビルであれば、構造上の問題はクリアしているはずです。

 

しかし、家相は戸建てに限らず、マンションやビルにも関係してきます。

それは家相は現代の建築学からみても十分に通用する真理を含んでいるからにほかなりません。

戸建てであろうが、マンションであろうが、凶相の家というのは存在し、命にかかわらないまでも、事業が傾いたり、火事にあったりとひどい目に遭うことがあります。

マンションで家相をみるべきは、ビルの全体の構造、エントランス部分の構えかた、汚水の配管ダスト、階段やエレベーターの位置が大切なポイントとなってきます。

 

家相で理想のマンションの選びかた

マンションのチェックポイント

人気のあるマンションは、リビングが南向きになっており、北に玄関や水回りを集中して配置しているものが多く、日当たりのいいリビングは気持ちのいいものですね。

しかし、家相の観点からチェックしておきたい部分があります。ひとつひとつ見ていきましょう。

 

マンション全体の中心を考える

マンションを購入する前に間取りを注文できるものはほとんどなく、間取り変更するなら購入後にリノベーションしたり、リフォームするというものが大半ですね。

そこで、マンションを購入、または賃貸するときに、間取りはもちろんのこと、建物の形状にも気を配る必要があります。

 

マンションの形

最近のマンションは、モダンでスタイリッシュな外観のものも多くなり、凹凸のある複雑な形状をしているおしゃれなものも多々あります。

一見、かっこよく憧れますが、実は家相でいえば、建物の敷地が三角だったり、複雑な形をしているものは凶相になる場合が多いです。

よくあるＬ字やコの字のマンションもできれば避けたほうが無難です。

 

Ｌ字やコの字だと建物の中心が建物の外に出てしまい、運気が不安定になります。

家相的に悪い間取りでなくても、長期的な視点でみるとよくない影響がでてきます。

 

家の中心をみる

 

部屋の間取りは、家の中心がどこになるのかが重要です。

間取り図に対角線を引いて交わったところが家の中心となります。

家の中心にリビングか一家の主の部屋があれば吉相、トイレが中心にある間取りは大凶相となります。

マンションの場合、角部屋は一つの部屋に窓が２箇所ありますが、間の部屋は窓が１箇所しかなく南側がリビングだとたいてい北側に玄関、水回りは中央に設置されることが多いです。

キッチンは火気や水気によって不浄の気が発生しやすくなるため凶相となってしまいます。

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マンション家相の階数と間取りの関係

マンションは、階下がもっとも「地の気」を受けやすく、上階になるほど「天の気」を受ける傾向が強くなります。そのため家相学では低層階は凶、中層階は吉、最上階は半吉となります。

凶相の間取りの影響を一番強く受けるのは１階や２階の部屋で、３階から上の階にいくにつれて、その影響は徐々に薄くなります。

ただし、最上階は注意すべき点が多くなります。太陽や雨風の影響を直接受けるのは、陽の気を受けすぎる原因になり、住む人の心身に大きなストレスやダメージを与えてしまいます。

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マンションの家相は玄関の向きをチェック

マンションは多くの世帯が住む集合住宅です。実際に住む部屋の間取りはもちろんですが、エントランスやエレベーター、階段や廊下などの共用スペースからも吉凶作用の影響を受けます。

なかでも多くの人が出入りするエントランスは、マンションの顔でもあります。この構えが吉相であればよい気を多く取り込み、住む人の運気も高まります。

しかし、マンションの場合はエントランスが凶方位であっても、それぞれの個別の玄関が吉方位であればそれほど大きな影響はありません。

マンションの家相では玄関はエントランスと個別の玄関の２つをチェックする

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玄関正面のエレベーターは凶相

家相ではエレベーターや階段は欠けとなり、位置や向きで吉凶がわかれます。

チェックするポイントは、エレベーターや階段の入り口がどちらの方向を向いているかです。

エントランスが北西や東、南東の方位にあるマンションは、自然と開放的になり、エレベーターもその近くにあるはずです。エントランスホールの横にエレベーターがあり、南東に向いていると吉相です。建物全体によい気を招き入れ、マンション全体の運気を高めます。

エレベーターの部分が張りになっている場合は、より吉相といえるでしょう。

一方、エレベーターや階段がエントランスの正面、出入り口真正面にある場合は大凶です。せっかくよい気が入ってきても、すぐにエレベーターから外に抜けてしまい、マンション全体の気の流れが落ち着かず、運気も安定しません。

ビルにおけるエレベーターと階段は建物にとって「煙突」の役目を果たすと同時に気の流れも上下させています。

 

１階から最上階までをつないで各階で人が乗り降りするエレベーターは外から取り込んだ気をマンションの建物全体に運ぶ、気の通り道の役目を果たします。

そのため、気が乱れずに、スムーズに建物全体に流れていく造りが理想的です。

また、暗くて寂しい雰囲気があるエレベーターは陰の気がこもり、住んでいる人にも悪影響を及ぼし、防犯面や安全面でもよくありません。

マンションを選ぶときは、共用部分の管理状態をしっかりチェックしてから選ぶようにしましょう。

 

マンションの家相はキッチンの向きをチェック

ひと前昔のキッチンと言えば、調理する人は孤独で閉鎖的なスタイルでキッチンだけが孤立したものが多かったのですが、最近ではリビングと一体化したオープンスタイルのものが人気となっています。

家相ではオープンスタイルのものではなく仕切りのあるものを吉としていますが、現代は電化製品、調理器具も進化しており、オープンスタイルのキッチンであっても、それらの文明の利器をうまく活用することによって、吉に転じる考え方も悪くないでしょう。

ただし、流し台とガスレンジは鬼門、裏鬼門に当たらないようにします。

マンションの場合は、部屋の中央にキッチンが配置されていることも多く、窓の数が少ないので熱や湿気がこもりがちになります。それだけで凶となります。

キッチンの凶作用を軽減させるためには、安全性、換気、衛生面に十分注意する必要があります。

 

キッチンは、刃物を使う場所でもあることから、手元を十分に明るくした照明を取り入れ、調理の火で酸欠にならないように、換気にも気を配り、IHクッキングヒーターを取り入れるなど工夫することが大切です。

また北や中央のキッチンであれば、調理中の寒さを緩和するために足元を温めるヒーターや床暖房を活用しましょう。

 

マンションの家相はベランダ・窓の向きをチェック

マンションのベランダは外気を遮断していないため、建物とみなされず、家相での吉凶はありません。

しかし生活をするうえで、快適な方位であるか、不快な方位であるかを見るのは大切です。

マンションのベランダはリビングの掃き出し窓の位置についていることがほとんどで、その方位が東、南東、南に向いていれば吉になります。

また、窓の向きも同じように東、南東、南にあれば吉相となります。日射しが降り注ぐ部屋は風の通りもよく、家族の成功運が上昇します。

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マンションの家相は浴室・トイレの位置をチェック

浴室の家相

マンションの構造上、浴室に窓がない間取りも多くあります。基本的に窓のないユニットバスは、それだけで凶相となります。

気密性の高いマンションは湿気の排出がしにくく、結露やカビの原因となってしまいます。対策としては、入浴後には浴槽の水をすべてふき取り、換気扇を回して湿気をとることです。

注意したいのは、浴室に隣接して寝室を設けないようにすること。湿気は乾燥しているほうに流れる性質があり、寝具が水気を含み、カビやダニの温床となる可能性が高いです。除湿剤や除湿機を利用して、湿気を取り除くことが大切です。

 

トイレの家相

トイレはどの方位にあっても吉相となることはありません。

マンションのトイレの場合は、窓がないところも多く、さらに凶相に転じてしまいます。使用後は換気扇を回し臭気を排出するようにします。

また、リビングの隣や、キッチンの傍にトイレが配置されている間取りは衛生上の不安や、落ち着いてくつろぐことはできません。

とは言え、マンションの場合は注文住宅と違い、出来上がったものを購入、もしくは賃貸することから、選ぶ際に間取り図を十分にチェックしてから決めるほうがよさそうです。

かりにそのような間取りを選んでしまった場合、いろいろと工夫をすることで凶意を抑えることができます。

例えば、トイレに一輪挿しを置いて花を飾る方法。この場合はドライフラワーやフェイクでなく、自然の花を飾ります。生花が気の浄化を行ってくれます。

また便座を暖かいものにする、冬場は足元に小さな暖房器具を設置するなどさせ、快適な空間づくりをします。

内装の変更が可能であれば、壁紙は白やピンクなどの明るい色にすると気分も明るくなります。

 

マンションの家相は駐車場の位置をチェック

マンションを選ぶときに駐車場がどこにあるかも重要なポイントとなってきます。駐車場は同じ敷地内にあると便利ですが、その位置や方位、建物との距離など確認が必要です。

敷地に余裕がなく、地下や１階に大きな駐車場を設けているマンションは凶相です。

特に地下駐車場は、土地そのものに欠けをつくることになりそこに住む人の運気や健康運を低下させます。

鬼門の北東や南西に駐車場を設けているマンションも避けたほうがよいでしょう。

同じ敷地内に駐車場がある場合は、少しでも建物と離れた場所にあるのが吉相です。建物の東や南東に駐車場を設けているマンションがよいでしょう。また建物と駐車場の間に樹木が植えられていればより吉相になります。

 

マンションのゴミ置き場も要チェック

共用スペースでもっとも気がよどみやすいゴミ置き場も、マンション全体の運気のかかわるため方位や位置の確認が必要です。

ゴミ置き場は不浄とされるため、吉方向はありません。とくに西向きの風通しの悪いゴミ置き場は大凶です。西日を受けて臭気が漂うようであれば建物全体の運気が下がるこちになります。

人がよく通る場所や、目につく場所にあるゴミ置き場も凶相です。

 

ゴミ置き場はできるだけ見えない場所に設置されており、カラスがゴミを散乱させないようなフタがしまる箱型や物置型のゴミ置き場で、臭気が外に漏れないものであれば凶意を生じることはありません。