家を建てるときに気になる「家相」
全く気にしないという方でも、いざ計画を進めていく中で気になり出すという方も少なくありません。
そんな悩みをスムーズに解消していく方法を見ていきましょう。
結論をいえば、
家相はその家に住む人にとって間取りや部屋が住みやすいかどうかをみるもの。
家相が悪いからといって、過度に気にする必要はないと考えます。仮に凶相の間取りでもいくらでも改善点は見つかります。
ただし家相をまったく気にしないと住みにくく、配置する場所によっては危険を伴うこともあります。
家相は迷信のように捉えられていることもありましたが、現在では科学的根拠の研究が進められ、建築学、住居学からも一定の評価を受けたきちんとした環境学といわれる学問のひとつです。
また家相が一般庶民に広がったのは江戸時代。
現在の住宅事情とは全く異なっていることからマッチしない部分もありますが、吉凶の判断については道理にかなった部分もあります。
家相は先人の知恵がもたらした恩恵あるものです。
自分の住まいに合わせて取捨選択し、上手に取り入れることが開運のコツではないでしょうか。
なので家相でガチガチの家を作る必要はありません。
現代の住宅事情に合わせて上手に取り入れて、あなたに合った住居空間づくりをしていきましょう。
目次
家相を診断する方法
家相を診断する方法として以下の3つの方法があります。
- 自分で調べる
- 神社を使う
- プロの建築士や鑑定士に依頼する
家相を自分で調べる
全く知識がない中だと、イメージだけで鬼門は不吉、水まわりが鬼門にあるからダメ、玄関の位置は東南じゃなきゃ運気が下がるなどそこばかりに捉われていい家づくりができません。
まずは自分で調べて最低限の家相の知識をつけておくのも大切。
ネット上で情報は拾えますし、当サイトでも詳しく説明しているので参考にしてみてください。
関連記事【家相の方位盤】家相盤の見方と使い方|吉凶を判断する4つの手順
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また書籍を数冊読んでみるのもいいでしょう。
家相は流派によって見解が異なる部分があるため、著者が違う本を最低3冊くらい読めば理解が深まるでしょう。
ただし読んでみるとわかりますが、まったく違うことを主張していることもあるので、結局どっち?と混乱してしまうこともあります。
そもそも論で家相には50を超える流派があるといわれているので、結局は自分自身が共感できるところを参考にするといいのではないかと思います。
関連記事家相おすすめ書籍
神社を使って家相を調べる
実は神社でも家相鑑定をしてくれるところがあります。
すべての神社が診断してくれるわけではありませんが、遠方でも郵送でのやり取りで鑑定してくれるところもあるので、図面や周辺環境が分かる資料を送って見てもらうというのもひとつです。
もし直に相談したいなら最寄りの神社に確認してみてください。
診断料はおおむね1万円くらいです。
ただし神社での鑑定は図面があることが前提です。ついては先に何らかの図面を用意しておく必要があります。そしてその図面には必ず「真北」が明記してあることが条件です。
プロの建築士や鑑定士に家相相談・間取り作成してもらう
家相を考慮した間取りにしたいなら、最終的にはプロにお願いすることになりますが、そのときに依頼するのはできれば建築に携わっている人がいいでしょう。
家相を診断する際に
- 家相鑑定士・神社
- 家相がわかる建築士・設計士
- 占い師
があります。
神社や鑑定士に依頼する場合、家相をまったく気にしない建築士や設計士に間取りを引いてもらい、その間取りを神社や鑑定士に鑑定してもらいますが、それは不合理ですね。
せっかく作った間取りを変更しなければなりません。
また占い鑑定などは家相についてのアドバイスはしてくれますが、実際に間取りを作ったりはしてくれません。
ならば最初から家相を取り入れた間取り作成をして、そこから住みやすいように変更していったほうが理にかなっています。
そこでプランニングにおいてスムーズな流れは、
自分でもある程度の家相の知識をつけておく
プロに依頼する
知識はあって邪魔になるものではありません。
最低限家相について自分自身も知っていたほうが担当者とのやり取りもスムーズに運ぶでしょう。
また担当者によってはていねいに説明してくれる方もいるので、いずれにしてもいい出会いが大切ですね。
そこで最初に間取りも家相も考えつつ無料で作ってもらうサービスを利用するのが得策です。
無料の家相相談窓口を利用する
こちらのサイトでは無料で家づくりの計画書を作ってくれます。
家づくり計画書サービスの概要
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家相チェックの注意点
家相は流派によってかなり違いがあります。
考えだすと、どれがいいのか迷ってしまいます。
一方では良しとされた間取りでも、違う人に見せたら違う問題点を指摘されるということも。
これではかえって混乱を招いてしまいます。
家相を決めるときは、一人の意見だけを参考にしましょう。
最初に複数社に依頼するのは比較をするうえで大切ですが、そこでいいと思った業者ができたら、その設計士さんとのやり取りを密にし、他の鑑定士などの意見を聞くのはやめましょう。
というのも流派によってかなり意見が違います。
基本である「北」のみかたについても、磁北か真北かで分かれます。
磁北と真北とではズレがあるので不浄物を避けたつもりが、一方ではセーフでも、もう一方の診断では凶相とまったく別の判断になってしまいます。
そういうことからいろんな専門家の意見を聞くとまちまちであり、却って混乱を招いてしまい、どれを信じていいのかわからなくなります。
結局のところ、家相はその家に住む人にとって間取りや部屋が住みやすいものであるかどうかを見るもの。
自分に合った設計士さんに出会えるかどうかではないでしょうか。
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理想の間取りにするために「住みやすさ」を考える
家相には実はいくらでも逃げ道があります。
例えば、鬼門にトイレがあるのはよくないといわれる理由は、鬼門が北東にあたる風通しの悪い場所であり、トイレや浴室といった不浄物を置くと、気の流れが滞ることからNGとされている背景があります。
家相が一般庶民に広がったのは江戸時代。このころは水洗トイレなどなく肥溜めを置いておりました。北東は風通しが悪く肥溜めの臭気がこもり、よくないことからそのようにいわれています。
しかし現在の住宅事情はどうでしょう?
下水道も発達し、汚物がそこに留まることはないですよね。
例えトイレが鬼門にあるからといって、神経質になる必要はありません。
要はトイレをいつも清潔に保っておけばいいわけです。また風通しが気になるなら換気扇を回すなどの工夫をすればいいわけです。
このように、家相には逃げ道がいくらでもあります。
逆に現在の住宅事情で100%完ぺきな家相を取り入れた家を建てることのほうが困難です。
上手に取り入れて、自分たち家族が何を重視するかを考えて間取りづくりをすることのほうが大切です。
ココがポイント
- 自分自身もある程度の知識をつけて建築士さんに間取りを作ってもらう
- 家相の知識、家相を理解している建築士さんならなおよし
- 家相だけ診れる専門家は間取り作成ができないという現実を知っておく
そもそも家相って大切?家相の間取りとは
人にも人相、手には手相があるように、家にも顏があり、それを家相と呼んでいます。
家相はつまりは家の顏。
美人、美男子がいるように家の顏もそれぞれ。同じ間取りでも土地や近隣によっても変わってきます。
例えば、東南の玄関がいいとされるのは、風通し、日当たりともに最高の場所であり、社交的な方位ともいわれているからです。
階段を家の中心に置くのはよくないとされるのは、家の中央につくれば光を取り入れることができず、暗くて危険な場所となり事故の可能性が高まるからです。
実際、家の中で階段事故はもっとも多いのです。
西日が当たる部屋は暑くて疲れやすく健康にも悪影響があります。
また西日の射すところに台所をもってくると、食べ物の傷みが早くなります。
このように家相は、昔の知恵に基づいて考えられたものが少しずつ形を変えて現在に至っています。
そのため現在にはそぐわないところもあります。
そのなかで自分たち家族がなにを重視するかを考え、先人の知恵である家相を有意義に取り入れつつ、家づくりに取り組んでいくのがいいのではないでしょうか?
家相の間取り関連