緑のある暮らしは私たちに癒しを与えてくれます。四季折々のさまを目で愉しむことができ、庭も華やかになります。
それだけでなく実用的な面でも樹木を植えることによって、敷地外から丸見えになるのを避け、夏の厳しい日差しを遮ってくれる効果があります。
木は二酸化炭素を吸って酸素を放出してくれるので、そこにいる私たちもリラックスすることができます。
ほんの少しの庭でも樹木は植えたいものですね。
しかし、ただやみくもに植えればいいというものではありません。
目次
家相で一般住宅の庭に植える樹木
樹木といってもさまざまな種類があります。
大樹だったり、灌木(かんぼく)だったり、太く成長する木であったり、細木だったり。
何を植えるかによって変わってきますが、家相においてはどんな家でも庭に大きな木を植え、うっそうと繁らせることは太陽の光を遮り、湿った空気が満ちるため凶相です。
家の敷地内の樹木にも、それぞれ吉相を定めている方位があります。
例えば庭の四方に竹をほどよく植え、青葉が繁れば商売繁盛の相になります。そこに松を加えれば大吉相となります。
逆に、鬼門方位に実のなる木やうっそうとした大樹があると病人が絶えず、家庭内にくり返し不祥事が起こる暗示があります。
ではどのような樹木を植えればいいのでしょうか?
樹木には古来から吉とされる「陽木」と不吉とされる「陰木」に分けられます。
陽木(ようぼく)
一般住宅の庭には陽木を中心に植えます。
- 松
- 竹
- 梅
- 柏
- 桜
- 柿
- 桃
- 榊
- なつめ
- いちい
- 千両
- 万両
- 楡(にれ)
- 木犀(もくせい)
- 杉
- 槙(まき)
- 柊(ひいらぎ)
- 樫(かし)
- 牡丹(ぼたん)
- ねむ
- つつじ
- 楓(かえで)
- 蘭(らん)
- 月桂樹(げっけいじゅ)
- みかん
- ゆず
- 赤芽柏(あかめがしわ)
- 五月つつじ
- あんず
- 万年青(おもと)
陰木(いんぼく)
陰木は主に神社やお寺で植えられていることが多く、一般住宅の庭に植えることは不吉であるとされています。
その他、葬式や不吉な時に使用される草花も避けるようにします。
樹木の種類の吉凶方位
東の樹木
家運繁盛の吉兆があります。
■吉となる樹木
梅、椿、木犀、五月つつじ
実のなる木や日射しをさえぎる高木やけやきなどは凶
■凶となる樹木
あんず、桃、びわ
南の樹木
女性には吉事が起こる吉相となります。
■吉となる樹木
赤芽柏、梅、松、桐、つつじ
ただし松は家屋のすぐ近くには植えないようにします。
■凶となる樹木
高すぎる樹木
西の樹木
西に大樹が多くあると女性に問題が発生します。個人的なトラブルが多く、人間関係にも支障を招きます。
■吉となる樹木
金木犀、南天、くちなし、なつめ、ざくろ
■凶となる樹木
桃、柳、松
北の樹木
「四神相応」の考えからも大吉相で、家族の健康運を高めます。
■吉となる樹木
竹、あんず、松、杉、けやきなど
■凶となる樹木
桃、梨、バラのようにトゲのある花は凶となります。
南東の樹木
名声の上がる吉相となります。
■吉となる樹木
桃、椿、桑、梅、なつめ
■凶となる樹木
ぶどう、びわ、柳、けやき
南西(裏鬼門)の樹木
大樹があると、妻子が難病にあうことが多くなる暗示があります。吉方時期を見て切るのがいいでしょう。
■吉となる樹木
南天、梅、柊、桜、桃
■凶となる樹木
柳、木犀
北西の樹木
二階の屋根に届くくらいの大樹が多くあると、主人の金運が下がり、地位の降格、難病などを招く暗示があります。
■吉となる樹木
松、柿、ざくろ、竹、けやきなどの常緑樹や高木
■凶となる樹木
柳、桃、梅
北東(表鬼門)の樹木
広い土地であれば大樹は吉となりますが、狭い土地や家のすぐ近くにあると子孫断絶の大凶相となります。
■吉となる樹木
南天、赤芽柏、梅、竹、桃
■凶となる樹木
なつめ、木犀
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一般住宅の庭に植えると吉相となる樹木
樹木の種類によっては、自宅の庭に植えると運気が上昇するといわれるものがあります。代表的なものをみてみましょう。
松
お祝いごとに欠かせない松竹梅。この3つの木を植えることで運気が上がるといわれています。
特に松は「特上」の位置づけで昔から庭木として人気が高く、家相においても吉相となります。
松は常緑樹で1年中緑を繁らせ、樹齢も長いことから不老長寿と結び付けられ縁起がいいとされていますが、それだけではなく家庭円満の象徴でもあります。
南天
南天は、なんてんの文字から難を転じるという語呂合わせで、凶相を軽減できるとされています。
特に鬼門である北東に植えると魔よけや厄除け効果があるといわれます。
南天の木は5月から6月にかけて可憐な白い花を咲かせ、目を楽しませてくれます。また晩秋から年末にかけて果実が完熟し、赤い実をつけます。赤い実は魔よけにもなるので、鬼門対策になるというわけです。
一般住宅の庭には植えないほうがいい樹木
基本的に樹木は二酸化炭素を吸って空気を出してくれるので、酸素を吸って二酸化炭素の排出する人間にとってはいいパートナーです。自分が好きな樹木であればより一層庭にも愛着が湧くでしょう。
ところがどんなに好きでも一般住宅の庭には相応しくない樹木もあります。
家相の観点からいうと、さけたほうがいい樹木には、その意味や理由があります。
柳は霊的作用が強く災いを招く
観光地などの川面に沿って繁っている柳の木は風情があり、どこか古風なノスタルジックな面持ちもあり素敵ですね。
柳の枝の細くしだれた様子が上品な女性の物腰に似ていることから美人の例えとして用いられることがある樹木です。
しかし一般住宅の庭に植える樹木としては凶木の中の凶木で、縁起の悪い樹木です。
柳は霊的作用が強く、その家に住む人の生気が失われていきます。
北西に植えると精神の病になるといわれます。
家族間の愛情にも問題が生じ、金銭トラブルなどさまざまな凶相に見舞われます。
東に植えるとアルコールの問題が生じます。
ただし、鬼門を封じる力を持っている木ともいわれ、よく柳の下に幽霊が出るといわれているのはそれらの邪気を抑える力があるとも考えられます。
しかし自宅の庭で幽霊など見たくないので植えないほうが無難です。
びわの木を植えると病人が絶えない
びわは昔から日本人に親しまれている果物ですが、柿や林檎のように自宅の庭に植えることはタブーとされていました。言い伝えによると、びわの木を植えるとその家に病人が絶えないとの諸説があります。
これには理由があり、びわには多くの栄養や効能があるため、庭に植えておくと見ず知らずの他人がびわを求めて庭に入ってきて、そこから感染してしまうことがあるため不吉なものといわれるようになったようです。
また常緑樹であるびわの葉はしっかりとしていて夏場は日差しを遮ってくれますが、冬は家の中に日が入りにくく、湿気をもたらします。
また庭に植えると大樹になりやすく、あっという間に家を覆ってしまうことから家相の観点においても凶相です。
凶相の場合の対策
一般住宅の庭に植える樹木は落葉樹よりも常緑樹が好ましく、大樹など凶の場合は種類を変えるか、なるべく高さを低くすることがポイントです。
- 門の近くに柳やさるすべりの木があると主人の出世を妨げる
- 大小の枝が繁りすぎているときは切ると吉相になる
- 庭の木の枝葉が母屋に向かって繁茂していると吉
- 庭の木の枝葉が外に向かって繁ると「反枝」となり凶
- 鬼門には赤い実がなる樹木を植えると吉相になる
- 玄関の近くや庭先になつめの木を数本植えると家運繁盛
一般住宅の庭には柳は適さないと前述しましたが、百日紅(さるすべり)の木も同じように縁起が悪い樹木としていわれています。
特にすべるという言葉が落ちるや下がるを連想させ出世運を下げるといわれています。よい気を取り入れたい玄関や門には置かないようにしましょう。
また樹木を定期的に剪定すると、凶が吉に転じます。うっそうと繁った樹木は凶相ですが、ほどよい緑は吉です。
木の枝葉の生え方にも気を配りましょう。
庭の木の枝葉が母屋に向かって繁茂している状態は吉相ですが、外に向かって繁ると反枝となり、社会的に孤立しやすくなります。その場合もきちんと剪定することで吉相に転じます。
季節の花を植えることも凶作用を軽減できるひとつです。
鬼門方位である北東や、南西には、南天や柊、桃など赤い実がなる樹木を植えることで吉相となります。
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