神棚や仏壇は、必要とわかっていても、粗末に扱うと神様から見放され、ご加護もなくなり、よからぬことが起こりそうで怖い。
きちんとした安置方法がわからないので家に置くことをためらっている。
そう思っていませんか?
現在の住宅では和室がなくなりつつあり、同時に仏間や床の間がない家も増えてきました。
しかし神様や仏様を敬う気持ちは持ち続けたいですね。
和室でなくても、家族が手を合わせやすいリビングでも問題ありません。
神様やご先祖様をどこに祀ったらいいのか解説します。
目次
神棚と仏壇を安置する場所
本来、神棚と仏壇は別々の部屋に安置するのが理想的ですが、現代の住宅事情ではままならないですね。
実は同じ部屋に安置しても問題ありません。
しかし、気をつけておくべきこと、やってはいけないタブーがあります。神棚と仏壇の意味をよく理解して、それぞれの吉相方位に安置しましょう。
神棚と仏壇の違い
神様、仏様、どちらも敬い毎日手を合わせてお祈りする場所ですが、そもそも神棚と仏壇の違いは何でしょうか?
簡単に説明すると、神棚は神様を祀るところ。神社でもらったお神札(おふだ)を家の中に構えるため、家の中に小さな神社があるイメージです。
一方、仏壇は亡くなって仏様になったご先祖さまを祀り供養する場所。家の中に小さなお墓があるイメージです。
神棚は高い位置に安置
神棚はできるだけ天に近い場所に祀ります。和室でいえば、鴨居のうえくらいの高さに安置します。
神様が高いところから私たちを見るような位置で、私たちは神様を見上げる場所です。
なるだけ明るいところで、日当たりのいい場所を選びましょう。具体的な吉凶の向きについては、方位のところで説明します。
拝むときは、立って二拝二拍手一拝の作法で拝みます。
仏壇は人の目線よりも上に安置する
仏壇の前で座ってお参りするときは本尊の位置が目線よりも少し上になるように安置します。立ってお参りするときは本尊が胸よりも少し上になる位置に安置します。
いずれにしても手を合わせたときに仏壇を見下ろして拝むことがないように注意します。
神棚と仏壇を上下に祀らない
神棚と仏壇を同じ部屋に安置する場合、神棚と仏壇が上下にならないように気をつけましょう。
神棚の真下に仏壇を安置すると、手を合わせたときどちらを拝んでいるのかわからなくなります。また、神様が仏様を踏んでいるような配置となり、失礼にあたります。
神棚・仏間ともに地のエネルギーが強い1階の部屋に置くのが望ましいですが、2階建てで1階に仏間、2階に神棚と分けて安置する際は、上下にならないように位置をずらして安置するようにします。
同じ部屋に神棚と仏壇を置く場合、壁面を違わせL字になるように配置するのが望ましいですが、難しい場合もあるでしょう。
並べて安置するときは、神棚は向かって左側の高い位置に、右側が仏壇になるように安置します。
神棚と仏壇を向かい合わせにしない
向かい合わせに安置すると、どちらかに手を合わせている際に、もう一方にお尻を向けることになり失礼にあたるためタブーです。
家相でもこのような祀りかたを「対立祀り」といって大凶相とされています。
人が通る場所の下には置かない
2階建ての場合、1階に神棚や仏間を置いた上は人が歩くと、神様や仏様を踏みつける行為となり、凶相となります。
神棚や仏間に当たるところは人が歩き回らず、何も置かない場所が理想ですが、難しければ、歩けないように家具などを置くようにしましょう。
また、階段の下につくることも大凶相となります。
人が神様、仏様を踏みつけないような位置に安置することが大切。
トイレのドアと向き合わないようにする
神棚や仏壇の向きや位置がよくても、不浄の気で満たされたトイレと背中合わせだったり、廊下をはさんで向き合ったりするのは大凶相となります。家庭不和や病人が絶えません。
トイレと背中合わせになる位置も避けましょう。
神棚を安置するのに適した場所
- 明るくて清潔な場所
- 見上げる程度の高い場所
- 神棚の下を人が通ることのない場所
仏壇を安置するのに適した場所
- 南に向ける【南面北座説(なんめんほくざせつ)】…仏壇に直射日光が当たらず風通しがよい向き
- 西に向ける【西方浄土説(さいほうじょうどせつ)】…極楽浄土のある西方の向き
- 総本山向き…信仰する宗派の総本山を拝む向き
- 全方向…東は春で万物のはじまりを意味し、南は夏で実を結び、西は秋で収穫の時期を迎え、北は冬で収めるという意味からどの方向に向けてもよいとされます。
神棚・仏間の方位ごとの吉凶図
神棚・仏壇の場合は、どの方位に置くかというより、どの方位に向けるのかで吉凶が変わります。
- 北…吉
- 北東…凶
- 東…吉
- 南東…吉
- 南…吉
- 南西…凶
- 西…半吉
- 北西…大吉
吉相となるのは、神棚や仏壇の向きが日の当たる東、南東、南です。神棚は必ず日の当たるほうに向けますが、仏壇は宗派によって多少変わってきます。
鬼門や家の中心に置くのは凶相となり、北や西に向くのも凶相です。
北や西が凶相といわれるのは、お釈迦様が亡くなるとき、頭を北に向け、顔を西に向けていたという所伝があり、不吉な方位と考えられているからです。
ちなみに亡くなった人を北枕に寝かせるのは、お釈迦様と同じ方向を向くことで、死者の極楽往生を願うものとされています。
神棚の吉凶方位
日本は大和の国、神の国といわれ、八百万の神様が天を治め、地を治め、人に宿っていると考えられています。
- 東に構え、南・東・南東に向ける
- 北西に構え、南東・南に向ける
- 南東に構え、東・南に向ける
- 北に構え、東・南に向ける
- 東に構え、西に向ける
- 西に構え、東・南に向ける
- 東に構え、北に向ける
- 南西に構える
- 南に構え、北・西に向ける
- 北東に構える
仏壇の吉凶方位
宗派によって向ける方位の吉相は変わってきます。
- 北に安置し南・南東に向ける
- 東に安置し東・南・南東に向ける
- 南東に安置し東・南に向ける
- 南に安置し東・南に向ける
- 西に安置し東・南に向ける
- 北西に安置し南・南東に向ける
- 北に安置し東に向ける(宗派により、北に安置し西に向ける)
- 東に安置し西に向ける
- 南東に安置し西に向ける
- 南に安置し南に向ける
- 西に安置し南東に向ける
- 北西に安置し東に向ける
- 北に安置し南西・北西に向ける
- 東に安置し北西に向ける
- 南東に安置し南西に向ける
- 南に安置し西に向ける(宗派によっては吉)
- 西に安置し西に向ける
- 北西に安置し北西に向ける
- 北に向ける(どの方位に安置しても大凶)
- 北東に安置する(どこにむけても大凶)
- 北東に向ける(どの方位に安置しても大凶)
- 西に安置し南西に向ける
- 南西に安置する(どこに向けても大凶)
- 北西に安置し南西に向ける
神棚と仏壇のまとめ
家を建てるにあたって、神棚と仏間は置きたいもの。
人は感謝というものを通じてはじめて神様、ご先祖さまから幸せをいただくようになっています。
そこで毎日神様、ご先祖様に手を合わせ、「生かされている」ことに感謝する気持ちを持つことが大切です。
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