家相をみるにあたって重要なのは、家の中心を正確にみることです。
家の形状によっては簡単に出せることもありますが、最近の建築家によって建てられた家など長方形の形ではないものもあり、中心の出し方が少々複雑になります。
それぞれのパターンをみて、自分の家の中心を求めてみましょう。
目次
家相における家の中心の出し方
家相盤を使うときの段取りは、
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1図面を手に入れる
まずは、真北が記載されている平面図を用意します。ない場合は建設会社や設計会社などに問い合わせ取り寄せておきます。
家相では、基本的に建物の1階の中心で方位の吉凶を判断します。2階や3階がある家の場合でも1階の図面の中心点が基準となります。
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2外枠を引く
図面の外壁を囲むように正方形または長方形の線を引きます。
このとき注意するのは、建物の定義は基礎の外周部分、つまり土台の上で壁と天井に囲まれた部分となるため、玄関ポーチやウッドデッキ、バルコニー、出窓などは範囲に含めません。
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3対角線を引く
対角線を引いて交わったところが家の中心となります。
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4北を合わせる
平面図の真北に合わせて家相盤の北(子の方位)を合わせます。
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5家相盤を合わせる
平面図に描かれた中心点に家相盤を重ねて方位をみます。
以上が家相をみるときの家の中心の出し方です。
比較的凹凸のない長方形の家の場合、シンプルに家の中心を出すことができます。
ただし、流派によって出窓を含める、含めないというところがあるので注意が必要です。
信頼している家相家の方が出窓を含めるのか否か確認しておきましょう。
玄関ポーチは含めるのか?
出窓と同様に、頭を悩ませるのが玄関ポーチです。
玄関ポーチを含めるのか否かで家の中心が変わってきます。
基本的な考え方として、建物に含めるかどうかはその場所が外気から遮断されているかどうかで判断します。
つまり土台の上で壁と天井に囲まれていれば含めます。下記画像のように玄関ポーチが柱と屋根だけのもので壁に囲まれていなければ建物には含めません。
パーツから中心点を割り出す方法
長方形がいくつか合わせた形の場合、それぞれの長方形の中心を割り出し、それを線でつないが中心部分が建物の中心になります。
中心の割り出し方
左右を2区画にわけて、それぞれの対角線を出します。それぞれの対角線で交わったところ同士を線で結びます。
同じように上下を2区画にわけて、それぞれの対角線を出します。それぞれの対角線で交わったところ同士を線で結びます。
左右、上下の対角線の交差した接点が家の中心となります。
張りや欠けがある場合の割り出し方
建物に張りや欠けがある場合、建物に含めるか否かの判断は難しいところです。
少しの出っ張りや凹みであればそのまま長方形としてとってもいいですが、張り欠けの部分の割合によって中心の求め方が違ってきます。
張りが1/3以下の場合
張りがある場合は、張りの部分を取り除いて中心を求めます。
欠けがある場合
欠けがある場合は、欠けの部分を補って中心を求めます。
張りや欠けが同じ程度の場合
張りや欠けの幅が同じ程度の場合は、張りを二等分して欠けを補い中心を求めます。
壁が斜めになっている場合
壁が斜めになっている場合は、張りを二等分して中心を求めます。
張りか欠けなのかの判断はとても難しく、何をもって建物の1/3とするか、1/2なのかの根拠を示したものはなく、流派によっても含める含めないの判断はまちまちです。
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家の中心の考え方は流派によってさまざまです。
とは言え、家の中心がわからないことには家相を診断することができません。
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家相「家の中心の出し方」のまとめ
- 真北が記載された図面を取り寄せる
- 1階の図面の中心点が基準となる
- 間取りの外壁を囲むように長方形を引き対角線引く
- 玄関ポーチやウッドデッキ、バルコニー、出窓などは範囲に含めない
- 建物が長方形以外はすべての部屋を対角線上でつなぎ、さらにそれぞれの中心点をつなぐ
- 張りがある場合は張りの部分を取り除いて中心を求める
- 欠けがある場合は欠けの部分を補って中心を求める