家相を調べるためには、まず方位を知らなければなりません。
方位には吉と凶があり、わざわざ凶の方位を選ぶことは避けたいものです。
家相に欠かせない凶方位の基本的な考えかたを知ることで、よくないことが起こったときに後悔しないための対策と解決策を探っていきましょう。
ここでは、もっとも基本となる八方位にフォーカスして解説します。
目次
八方位とは?
家相の吉凶をみるときに、基本となるのが家相盤です。
八方位(はっぽうい)とは、東西南北に、北東、北西、南東、南西の四つを加えた八つの方位のことです。
全方位360°を均等に8つに分けると各方位の角度は45°ずつになります。
八方位盤と中心を定めた家の図面を合わせて重ねると、八方位を知ることができます。
このときに注意するのは、家の中心と北を正確にとることです。
家の中心がズレると吉凶が変わります
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方角がもつ意味
家相で考えておきたいのは、方位にも意味があり、それぞれの役割を担っているということです。
九星方位とは
九星とは、古代中国に伝わる洛書の図にある九つの星に、五行説による木・火・土・金・水の五気を組み合わせたもので、
- 一白水星(いっぱくすいせい)
- 二黒土星(じこくどせい)
- 三碧木星(さんぺきもくせい)
- 四緑木星(しりょくもくせい)
- 五黄土星(ごおうどせい)
- 六白金星(ろっぱくきんせい)
- 七赤金星(しちせききんせい)
- 八白土星(はっぱくどせい)
- 九紫火星(きゅうしかせい)
があります。
二十四山方位の内側は、五黄土星を中心とし、45度ずつ一白水星・八白土星・三碧木星・ 四緑木星・九紫火星・二黒土星・七赤金星・六白金星とし、これを九星方位(きゅうせいほうい)と呼びます。
関連記事九星方位が家相に必要な理由|家族の本命星で吉凶を判断【九星早見表あり】
家族定位とは
家族定位は、生まれ年に関係なく、家族構成上の立場で決まる方位です。八方位にめぐる易の八卦から考えられた理論で、
- 東…長男
- 南東…長女
- 南…中女(次女または中年の女性)
- 南西…主婦や老人
- 西…少女(末っ子または年少の女子)
- 北西…主人
- 北…中男(次男または中年の男性)
- 北東…少男(末っ子または年少の男子)
と位置づけがされています。
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北方位の吉凶
【一白水星】家族運、健康運、子宝運
家族定位:中男(次男または中年の男性)
方位を知るうえで基準となるのが北。神さまは北から南の方角を向いてすべてをみて、物事を決めているということから、万物が生まれるという意味をもつ大切な方位です。
また陰と陽の交わりを意味する方位でもあるので、夫婦間の愛情や健康をあらわします。
冬は休養をとりながら春に向けてのエネルギーを蓄積することから、再生する力を秘めた方位でもあります。
家相では、子宝運と健康運をみます。
この方位を吉にすると夫婦関係がよくなるといわれています。
北東方位の吉凶
【八白土星】不動産運、蓄財運、変化運
家族定位:少男(末っ子または年少の男子)
北東は表鬼門となる方位です。陰から陽へ変化を意味する方位で、つまり夜明け前の方位とされています。日が昇る直前、夜から朝へ変化することで大きなエネルギーが躍動します。そのため扱いに注意しなければならず鬼門となっています。
運気の停滞もみられますが、いったん動きだすと大きく躍動するため、新旧交代の方位でもあります。
家相では、不動産などの財運に影響します。
東方位の吉凶
【三碧木星】活動運、勉強運、仕事運、発展運
家族定位:長男
東は太陽が昇ってくる方位。眠りから覚めた時期をあらわし、ものごとの始まりを意味します。一日が始まるという意味で、大きなエネルギーが動くことから、やる気に満ちた活動的な力がみなぎります。
家相では、活動運や友好関係をみます。家族定位でいうと長男(嫡男)の方位。
南東方位の吉凶
【四緑木星】恋愛運、結婚運、交際運
家族定位:長女
南東は、太陽が昇り切ったところから南に行くはざかいで上がり調子を意味し、活力がみなぎる方位です。たくさんのエネルギーをもらえることから、人間関係、信頼、信用を得られる方位ともいえます。
家相では、交際運を判断するため、商売繁盛、結婚運を左右します。
南方位の吉凶
【九紫火星】成功運、仕事運、人気運、知性運、名誉運
家族定位:中女(次女または中年の女性)
南は太陽が真ん中にある場所。太陽のエネルギーが強く、燃え盛る火をあらわすことから芸術家は南を大切にしたほうがよいとされます。運気も頂点に達します。
しかし太陽はもっとも高くなると、あとは沈むだけなので下降する分岐にあたります。陽から陰に移り変わる時期でもあります。
南は精神面に働きかけるという運気をもち、家相では成功運や仕事運をみます。
南西方位の吉凶
【二黒土星】家庭運、健康運、不動産運
家族定位:主婦や老人
南西は太陽が陰る方位で、裏鬼門となり忌み嫌われる方位です。日中照らし続けていた太陽の西日は紫外線も増え、水を腐らせることから、西日が強い瞬間はエネルギーも高くなります。
そこで命がなくなり、新たな命が生まれることから主婦の定位ともいわれます。そのため家相では、家庭運を左右します。
陽から陰へと変わる時期でもあり、それまでの成果に影響が出ます。
西方位の吉凶
【七赤金星】金運、恋愛運、商売運
家族定位:少女(末っ子または年少の女子)
西は太陽が沈み、1日の終わりを告げる方位。季節でいえば秋を意味します。秋は収穫をしたものを貯蔵する時期でもあり、陽から陰の気に満ちてくる時期をあらわします。
一方で流されてしまうことも意味するため、移り変わりが激しい方位ともいわれます。移り変わりの激しいさまは水と似ているため、水に関わる商売を西ですると繁盛するといわれます。
家相では、君主や一家の長の意味をもち、権威、支配の運気が関係します。
北西方位の吉凶
【六白金星】事業運、成功運、蓄財運
家族定位:主人
北西は、時計回りに北から北東、東、南東、南…を経て北西に達することから運気の流れが一段落し、次の準備に備えるときです。生まれてから経験を積んで一家の主になる主人の定位です。
その経験が実りあるものと考え、家相では、財産や権威の象徴という意味をもちます。
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家相「八方位」のまとめ
- 八方位をみるときは、家の中心と北を正確にとること
- 家相をみる基本となるのは北・北東・東・南東・南・南西・西・北西の8つの方位を示す八方位
- 八方位盤は360°を8等分し1区分を45°とし、周囲に方位を配したもの
- 方位には意味や運気がある
八方位について見てみましたが、ひとつの方位だけを吉相にするように努力しても、それだけで運がよくなるわけではありません。家相は、自分の九星や十二支などの方位、そのほかさまざまな要因を組み合わせてはじめて結果がでるものです。
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